よくある質問(Q&A)
医局から常勤医を派遣している病院のリストをホームページのリンク集に掲載しています。
https://radiol.kpu-m.jp/firststep/hospital.html。このほか、非常勤医のみを派遣している病院も多数あります。
月に2回程度で、若手ばかりに偏らないよう比較的公正にシフト調整を行い、当直後には代償休息を確保できるよう勤務調整しています。当直の業務内容は、主に夜間の画像検査依頼への対応(造影対応や依頼があれば読影)が中心です。また、入局1年目は読影オンコール医をつけており、適宜相談も可能です。
土日祝日は基本的に休みです。このほか病院規定の夏季休暇、有給休暇も取得できます。夏季休暇は平日5日間の取得が可能で、積極的な利用を奨励しています。
はい。当医局には多くの女性医師が在籍しており、放射線科は比較的規則正しい勤務体系のため、妊娠・出産・育児と両立しやすい環境です。時短勤務や当直免除、在宅読影、男性の育児休業取得にも対応しており、ライフステージに応じて柔軟な働き方が可能です。相談しやすい雰囲気も整っています。
はい、大歓迎です。当医局では約半数が他大学出身者であり、出身大学にこだわる文化は一切なく、卒後研修や勤務形態の機会は均等に提供しています。
大歓迎です。実際に皮膚科や脳外科などから放射線科へ転向して活躍している先生もいます。他科での経験は、放射線科診療において強みになることが多く、転科希望者には柔軟なカリキュラム調整や個別面談などのサポート体制を整えています。迷っている方もぜひ一度ご連絡ください。
放射線業務での被ばくは法令に基づいて厳密に管理され、定期的な線量モニタリングも行われています。CTやMRIの読影、放射線治療計画業務では被ばくはありませんし、IVRでも鉛防護を用いることで被ばく量は極めて低く抑えられています。放射線科医は「被ばくを避ける知識」を持っており、安心して診療に携われます。
はい。国内外の学会参加は奨励しており、発表演題があれば旅費や参加費の一部補助も行っています。若手のうちから学会発表の機会を得られるよう、指導医が原稿やスライド作成もサポートしています。
大学スタートが多いですが、入局者数やシーリング状況、その他ご希望に応じて、県外病院でスタートする場合もあります。当医局では、千葉大学や聖マリアンナ医医科大学などの基幹施設との連携実績もあり、複数の基幹施設を経験できることから希望される先生もおられます。
大学に残って教育・研究に従事する、市中病院で臨床医として活躍する、国内外留学を目指すなど、さまざまな進路が選択できます。個別に進路相談にも対応しています。
必須ではありません。大学院に進学すれば医学博士の取得や研究・教育キャリアへの道が開けますが、臨床医として専門性を深める進路も尊重されます。各自のライフプランに応じた選択が可能です。
2025年は5名、2024年は4名、2023年は9名、2022年は6名、2021年は4名の新入局員を迎えました。新専門医制度(2018年)およびシーリング制度(2020年~)により、入局決定は前期研修医2年目の6〜7月までに行われることが多いです。できるだけ早めのご相談・説明会参加、また見学も随時受け付けていますのでご連絡ください。
【お問い合わせ先】
電話:075-251-5620
メール:radhisyo@koto.kpu-m.ac.jp
ご心配はいりません。放射線科医の仕事がAIにすべて取って代わられることはありません。
放射線科は、これまでも常に新しい技術を積極的に取り入れてきた診療科です。AIも2010年代からすでに活用が始まり、今ではたくさんのAIソフトを使いながら日々の診療を行っています。確かに、2016年に有名なAI研究者が「5年以内に放射線科医はいなくなるかもしれない」と発言したこともありました。しかし、現在も放射線科医は必要とされ、重要な役割を果たしています。最近ではChatGPTなど生成系AIの登場でAI技術はさらに進化していますが、AIができることはあくまで診療の一部に限られています。放射線科医の仕事は、単に画像を見るだけではありません。患者さんの病歴や背景をふまえて診断したり、主治医と相談しながら最適な検査や治療を考えたり、緊急対応をしたり、さらにIVR(カテーテルを使った治療)まで幅広く担っています。こうした総合的な判断や対応は、今のAIにはできないことです。これからもAIは放射線科医の力強いパートナーになっていきますが、AIと一緒に働きながら、より質の高い医療を目指していくのが私たち放射線科医のスタイルです。そして、AIをうまく使いこなせる放射線科医こそ、これからますます活躍の場が広がるでしょう。