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放射線治療 Radiation Oncology

診療内容

酸素標的放射線増感剤KORTUC併用放射線治療について

がん放射線治療時に高知大学で開発されたKORTUCという放射線増感剤を用いた放射線治療を当院倫理委員会承認の下、行っております。
比較的大きく育った腫瘍(4cm以上)は内部で一般の放射線治療が効きにくくなっていること多く、その際にこのKORTUCという酸素標的放射線増感剤を直接腫瘍に注入して放射線治療を併用すると治療効果が高まることが分かり、注目を浴びています。
以下のホームページを閲覧ください。(高知大学 小川恭弘教授のご厚意により)
http://www.kochi-ms.ac.jp/~kortu/


前立腺癌密封小線源治療(シード治療)

当院では2005年4月より低中リスク(~一部高リスク)前立腺癌に対しシード治療を行っております。
2012年4月現在で410名の患者様が治療を受け、大きな副作用なく、明らかな再発・リンパ節や遠隔転移なく過ごされております。
この治療は、治療手技が1~2時間程度、腰椎麻酔で行った場合には翌日には普通に歩け、退院後すぐに日常生活ができる治療です。。
詳細は当院泌尿器科のホームページを参照ください。。
http://www.kpum-urology.jp/topics/shousengen.html


小児腫瘍に対する放射線治療

「こどもに放射線をあてるなんて・・・」と心配されるのは当然のことです。小児科・小児外科・放射線腫瘍医他すべての医師が不要であれば放射線治療は行いません。しかし、化学療法・手術がどんなに進歩しても、放射線治療が非常に有効である小児腫瘍が数多くあります。放射線治療の治療技術進歩も目まぐるしく、副作用の少ないと考えられる照射法を用いられるようになってまいりました。
 小児腫瘍では「集学的治療(化学療法+手術+放射線治療)」が効果的なことが多くなってまいりました。その中で「治療のタイミング」も重要とされ、当院では化学療法・手術のスケジュールに合わせた放射線治療のタイミングを逸しないように診断時から積極的に腫瘍カンファレンスに参加し、前もって準備をしています。
 小児腫瘍にも緊急照射(一日でも早く照射をすることにより治療効果、救命率を上げる)の適応となる場合があります。その場合にも小児科の先生から緊急でご連絡をいただき、現場治療技師・放射線治療医で速やかに対応しています。
 その他、放射線治療自体は患児にとって「痛くも熱くもない治療」なのに「恐怖心」が先に出てしまうことがあります。患児が「こわくない治療」という認識をもつことでより安全に、正確に治療を行うことができます。そのための「治療室見学」「シミュレーション」「DVD上映」などさまざまな工夫をしています。


アイソトープ(RI)治療について

アイソトープを用いた治療は、甲状腺機能亢進症や甲状腺癌に対するヨード内服療法を中心に、適応のある症例に積極的に行っています。
ストロンチウムを用いた骨疼痛緩和療法なども行っていく予定です。


当院で体幹部定位放射線治療を受けられた患者様・ご家族の皆様へ

今回、京都府立医科大学は、転移性肺腫瘍に対する体幹部定位放射線治療の全国遡及的調査研究に参加いたします。 そのため、過去に京都府立医科大学附属病院で転移性肺腫瘍に対する体幹部定位放射線治療を受けられた患者様の診療録を過去にさかのぼって調査させていただきたいと考えています。 転移性肺腫瘍に対する体幹部定位放射線治療の全国遡及的調査研究へのご協力のお願い致します。 詳細はこちら


当院で食道癌術後再発に対する放射線治療を受けられた患者様・ご家族の皆様へ

今回、京都府立医科大学は、「食道癌術後再発に対する局所放射線治療の遡及的研究」を実施いたします。そのため、過去に京都府立医科大学附属病院で食道癌術後再発に対する放射線治療を受けられた患者様の診療録を過去にさかのぼって調査させていただきたいと考えています。 詳細はこちら